📖 フレンズ ストーリー
フレンズ
第1部 フレンズワールドの危機 前編
プロローグ
植物が進化した惑星フレンズ
この世界はまだまだ知らないことばかりです。この私たちが住んでいる星にも、多くの生きものが仲良く、時には大喧嘩をして暮らしています。宇宙にはこんな星、あんな星など、いろいろな星に、いろいろな生きものがいるといいます。住んでいる星は惑星とは限りません。惑星の周りを回る衛星かもしれません。
「えっ、惑星でなく衛星でも暮らしていけるの?」
地球を回る国際宇宙ステーションは人が住んでいますよね。住み心地が良いかどうかは分かりませんが、惑星でなくても生物は生きていけるようですよ。
そしてその1つの星にいろいろな動く生きもの、静かにしている生きものが住んでいます。ときどき頭脳が発達して、自分たちで環境を変えながら暮らしている生きものにも遭遇します。星と自然の環境や生態系は微妙なバランスの上に成り立っています。
このお話は実は3億光年も離れた植物の知的生命体惑星フレンズのお話です。この惑星には、我々のような知的生物が社会を構成し暮らしている我々のような生命体があります。
「植物人間?」
「なんか変な感じ!」
それが少し様子が違うのですよ。知的生物が社会を構成し、我々のような人間や動物、植物である花も野菜もあります。そして人間と同じフレンズと呼ばれる知的生命体が住んでいます。ベジブル(ベジタブル)もバグズもアニマルズもみんな一緒に住んでいて、バグズもアニマルズも知的生命体です。
フレンズと地球
「結局、同じ星の人種が違うだけじゃないの?」
「そうだ、そうだ、変わった植物なんかもいっぱいあるじゃないか」
それが少し事情が違うのですよね。実は惑星フレンズの生きものはみな、知的生命だから会話をすることができます。フレンズとアニマルズ、アニマルズとバグズ、バグズとベジブルといった具合にそれぞれ皆んながお話をすることができます。長く進化してきたために、自然のエネルギーと自分の持つマインドウェーブを使いお話ができるのです。
そしてそれらのワールドの知的生命が今初めて出会いました。そしていろいろな事件が起こって行きます。そんな物語が今から始まります。この惑星はフレンズ、わたしたちの太陽系のある銀河系にはありません。銀河系をもっともっと遠くに行った、遠い遠い星のお話なのです。
我々の地球
我々の地球は人間という2本足の知的生物を頂点に、地球全体に社会が繁栄しています。人間としておよそ400万年の間、生きていますですが、頭を使う生活になってからは1万年くらいと思われます。手の代わりに金属で造られたいろいろな機械や道具が、多くの場所で使用されています。人口はおよそ70億人ですが、200年前は10億人だったので、この200年で7倍に増えました。
その結果、この人間社会を支えるために機械や道具はますます発達し、人間のように動くロボットというものまで登場しています。食べ物は1人あたりの食べる量や種類が増え、200年前の数10倍の量の食糧を必要としているようです。そのために経済活動は人口に比例してますます拡大しているので、使用するエネルギーも膨大なものになっています。
地球人と生活
経済の拡大は国と国との争いや同じ国の中での争いを生み、大きな戦争が世界のいたるところで起こり、相手を殺す道具が発達してきました。社会の中で暮らす人間は競争に巻き込まれ、友情や愛情がかけた社会になっているようです。病気の種類が増え、自分で治すこともできなくなってきました。病院では年ごとに患者が増え、その費用もそれにつられて、どんどんと増えて行く悪循環になっています。
惑星フレンズ
このお話に出てくるもうひとつの惑星フレンズがあります。今まで地球とお互いが行き来したことはありませんでした。このフレンズではやはり二足歩行の生物がおよそ数千万年の間、生きています。野菜を栽培する文明を持ってからは数百万年以上に達すると思われます。地球人とも似ていますが、ここではフレンズと呼ばれています。
フレンズの世界
その他にも地球の野菜によく似たベジブル、4本足の動物のアニマルズ、鳥のように空を飛ぶバーズ、多くの種類がいる虫のようなバグズが同じ惑星フレンズで暮らしています。地球人と違うのは、彼らはお互いにお話をすることができます。フレンズの食事は主にベジブルの持つマインドウェーブというエネルギーです。
彼らの生活はエネルギー消費が少なく、争いもない安定した社会が続いています。しかし彼らは自分たちの歴史がわかりません。教科書と呼ばれる彼らの本にはフレンズは突然現れたと書いてあります。彼らはいったい何者なのでしょう。
さて、ここがどのような世界で、どのような展開が待っているのか、まずはじっくりとご覧ください。
フレンズの七夕
あれっ?フレンズが七夕をしていますね。でも何かおかしいです。実はフレンズはパンツを帽子と思いこんでしまうのですよね。詳しくは中を読んでください。
地球の登場人物
マロン村
エイミー・フォーリーブス(Amy Fourleaves)
マロン小学校6年生、母親がいなくてみなしごだった。1人暮らしのおばあさんがエイミーを育てている。なぜか育てているトマトが苦手な歌の好きな学級委員長。
バーバラ・オリオン(Barbara Orion)
マロン小学校6年生の同級生(女性)。性格は勝ち気だが結構怖いもの嫌い。絵が苦手だったがあるきっかけでうまくなる。次のトミーと口げんかが多い。
トミー・ラディッシュ(Tommy Radish)
マロン小学校6年生の同級生(男性)。おちょこちょうで話好き、バーバラから怒られてばかりいる。あるきっかけで勉強が好きになって行く。
アン・フォーリーブス(Ann Foruleaves)
トマト農家でみなしごのエイミーの育ての親となる。トマトを育てて販売して生活をしている。料理はとても得意だがエイミーがトマトを食べないのを困っている。
スージー・オリオン(Susan:Susie Orion)
マロン公立小学校音楽の先生、バーバラの母親。
サイモン・ウェアー院長(Dr. Simon Ware)
マロン村立病院院長。マロン村で急に病気が流行し困ってしまう。
リア・ウェアー小児科長(Dr. Ria Ware)
マロン村立病院院長の娘で小児科医。
フォーティーン・マウンテン村
クーニー・アイムシュタイン(Kuni Einstein)
研究所オーナー。新しい野菜の栽培方法を研究している。フレンズと仲良くなり一緒に暮らしていく。
ナメリア合衆国
ジェームス・カナディ大統領(President James Cannedy)
チター随一の巨大国家ナメリア合衆国第44代大統領。こころの木を使いエイミーたちの良いフレンドとなる。
ブルーグラウンド州
ここはエイミーたちの住むマロン村がある州です。ここの州都ビッグ・ロックシティでみんなはスイカの帽子を売ります。ただのスイカの帽子ではありません。頭が良くなる帽子だそうですよ。
ナメリア合衆国の都市
ナメリア合衆国では次の都市が物語に出てきます。大商業都市ニュー・トーク(東海岸)、 大商業都市ムーン・エンジェルス(西海岸)、 大娯楽都市ロス・ペラス(中央部)、国際空港デザト・グレス、国内線空港ナッツヒル(首都)、 首都デザト・シティ(砂漠の町)、など。
フレンズの登場人物
トナトン王国
トナ(Tona)
トナトン王国の王女。トマトに似た食べ物トナトンのマインドエネルギーを主に生活している。これが危機になりヒューマニーワールドへ行く。
レタチン連邦
レタ(Lettu)
レタチン連邦のさすらいのまとめ役。トナと一緒に行動する。
クラウシア(Clowesia)
レタチン連邦の研究者。レタを助けて行動する。
オレンシア合衆国
デコ(Deko)
トナと大のなかよし。オレンシア合衆国からやってきた歌姫で涙もろい。
その他のフレンズ
レモンズ姉弟は何者なんでしょう。まだまだいっぱいフレンズが出てきますよ。
バグズ
サーヤ(Postman Saaya)
ミツバチの郵便屋さん。頭は野球のボールくらいある。手紙を運んだりして活躍する。
スカイブルー隊長(Leader Skyblue)
ビッグドラゴンフライの隊長。ヒューマンを助けるためにヒューマニーの空を飛びまわる。
あらすじ
フレンズのトナトン王国に突然の異変が起こりました。いつもならもう花をつける4月にトナトンが花をつけません。エイミー、バーバラ、トミーの3人は偶然行ったフレンズワールドでトナトン王国の危機を知ります。エイミーは音楽で、バーバラは絵で、トミーは頭でいろいろと考えて力になります。
彼らはヒューマニーワールドに戻ります。逆にトナ、デコ、レタ、クラウシアのフレンズも一緒に来て、ヒューマンの病気を治す協力をします。
ナメリア合衆国は惑星チターで随一の巨大国家です。エイミーたち3人はカナディ大統領に会い「トモダチ大作戦」を実行します。ミツバチが変身したデビルビーがナメリアの戦闘機を襲います。戦闘機は次々と撃墜されてしまいます。
そして最後にもっとも恐ろしい出来事に遭遇してしまいます。はたしてどんな事が起こっているのでしょうか。
第1話 不思議な雑木林
第1章 マロン村の仲よし3人組
第2章 不思議な雑木林
第3章 ハスの電車に乗って