食養生のススメ

食養生のススメ

健康していますか?

「みなさん、こんにちは!
今日は大切な話を伝えたいと思います。

まず、健康とはいったいどのような状態でしょう。
健康とは、身体が元気で、心が心地よい状態のことです。

皆さんは健康で元気に過ごすためには、バランスの取れた食事がとても大切だとご存知すか?
それが「食養生(しょくようじょう)」と呼ばれるものなのです。


食養生は、身体に必要な栄養をバランス良く摂ることです。
私たちの体は、いろいろな栄養素を必要としています。
例えば、たんぱく質は身体を作る材料で、炭水化物はエネルギー源です。野菜や果物に含まれるビタミンやミネラルも、私たちの体を元気に保つのにとても大切です。

ただし、ファストフードや甘いおやつのような食べ物は、過度な脂肪や糖分、塩分が含まれています。これらは健康に悪影響を及ぼすことがあります。


だから、野菜や果物、お肉や魚など、バランスの良い食事を心がけることが大切なんです。

食養生を実践することで、体は元気になり、病気にも負けにくくなります。
そして、普段の生活や遊びもより楽しめるようになりますよ!
みなさんも食養生を知り、毎日の食事に気をつけて健康で元気な体を手に入れましょう!」

自律神経とは?

食事や健康について学ぶ前に、あなたの体のしくみを知りましょう。
自律神経は、体内の機能を自動的に調節し、非常に重要な役割を果たす神経系です。自律神経は、主に2つの部分から成り立っています。


交感神経系(Sympathetic Nervous System)は、「戦うか逃げるかの反応」を促進して、緊急時にエネルギーを供給します。心拍数が速くなったり、血圧が上がったり、呼吸が速くなったりします。

副交感神経系(Parasympathetic Nervous System)は、リラックスと回復を促進し、安定した状態を維持します。心拍数が遅くなったり、消化が活性化したり、筋肉が緩んだりします。


これらの2つの部分は、バランスを保ちながら、心臓の動きや消化、呼吸、体温調節など、体のさまざまな機能を調整しています。自律神経は、外部の刺激やストレスに応じて、交感神経と副交感神経の活動を調整し、適切な反応を引き起こします。このバランスの調整は、体内のホルモンや神経伝達物質によっても調節されています。

体の仕組みを分かった上で食養生や生活習慣を見直すと体を健やかに保つ手助けになります。

皮膚の動き

身体は害になるものを包み込み皮膚から排出しようします。

人体は、外部からの危険なものや微生物に対抗するために、免疫系と皮膚が大切な役割を果たしています。


まず、皮膚は私たちの体を最初に守るバリアです。皮膚の表面には、物理的な障壁を形成する角質細胞があります。また、皮膚は皮脂を分泌して湿潤を保ち、細菌や有害な物質の侵入を防ぎます。

次に、免疫系は私たちの体内に侵入した有害な物質や微生物に対抗する役割を果たしています。免疫系には白血球、抗体、サイトカイン(細胞間通信物質)などが含まれます。これらは異物や感染症を認識し、攻撃し、排除しようとします。

白血球は、特に微生物や異物を攻撃する重要な役割を果たします。免疫応答を調整し、体内の有害物質を排除しようとします。

体が感染症などの危険なものにさらされると、体温が上昇し発熱反応が起こります。これは免疫系の活性化を助け、微生物の増殖を抑える役割を果たします。

また、傷ついた部分や感染部位では、発炎反応が起こります。これにより、血管が拡張し、白血球が感染部位に移動し、異物や微生物を排除しようとします。

これらの仕組みは、私たちの体が外部の危険から守るための自然な反応です。免疫系と皮膚が連携して、私たちの健康を守っています。

使い分けを学びましょう

身体は、有害な物が内部で拡散しないように保護しようとしています。身体の内部で保護されたものは外部に排出しようとします。
例えば、アトピー性皮膚炎はアレルゲンを包み込み、皮膚から排出しようとする免疫反応です。
また、リンパ球は体温を上昇させ、免疫系を活性化させて体内の敵を撃退します。


痛みは、身体が修復しようとする兆候です。
痛みや腫れは、血液を集めて血流を改善しようとします。
西洋医学はこれらの反応を悪い症状と捉え、症状を一時的に和らげる治療を提供します。
逆に、自然療法は体の自己治癒力を尊重し、症状を抑制しないアプローチです。

重要なのは、どちらのアプローチも必要に応じて使い分けることで、体のバランスを保つことです。


体内の臓器や症状は、体がご自身の状態を示すセンサーとして機能し、健康状態を警告する役割を果たしています。
どちらかに偏るのではなく併用して良いということです。
ご自身の体からのサインを見逃さず、早期に対処することが健康を保つヒントになります。


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