私にとって最後の蒸気機関車撮影行となったのが明知線です。大学1年の夏休み、鉄研合宿の帰途で豊田市の友人を訪ね一緒に行きました。この時その友人の運転で初めてクルマを使った撮影を経験し、いわゆる追っかけにより二度の撮影チャンスをものにしました。当時私は運転免許を持っていませんでしたが、この経験により免許は必須と感じて早速教習所に入学しました。 C12という機関車は余り好きではありませんが、これが最後の現役蒸気機関車撮影となってしまいました。 |
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飯羽間、阿木間のサミットにかかる下り貨物列車がカーブを曲がって姿を現した。C12は中津川機関区の所属だった。 | |
上の列車が目の前を通過する。上り勾配だが機関助士は投炭作業をしていない。充分蒸気が上がり余裕なのだろう。 | |
クルマで列車を追い越し、岩村駅到着を捉える。これから入換え作業が始まる。構内掛が貨車の車輪止めを外している。 | |
入換え作業中。小さい駅なので本線上に出てしまう。C12はこの角度が見栄えが良いと思う。 | |
目の前を行ったり来たりして入換え作業中。 | |
入換えが終わり発車時刻を待つ。 | |
岩村駅の少し先で発車を捉える。C12にしては長い列車だが発車の迫力は感じられず物足りない思いがした。 | |
この写真のみ1982年3月撮影。終点明知駅の情景。73年当時は気動車の写真を1枚も写していないのが不思議だ。73年当時なら2色塗り分けだったのに残念なことをした。 |