中国は現在でも本線で大型蒸気機関車が活躍していることは知られていますが、95年の北朝鮮旅行の帰路、北京へ向かう車窓からも多くの蒸気機関車を見ることができました。その後も訪中の折りに垣間見た中国の蒸気機関車の写真をお見せします。時間と予算の都合がつかずに蒸機の撮影を目的とした中国行きは未だ果たせずにおりますが、急速に進展しているらしい無煙化の前に夢に終わりそうな予感がします。
1995年5月、1996年5月、1997年7月撮影
2001年2月18日製作
北朝鮮から国際列車で北京へ向かう途中、中国の国境の町丹東で見た建設形。我々の乗った列車を北朝鮮の国境の駅新義州からここまで牽引してきた機関車だと思います。

1995年5月5日撮影

寝台車で一夜を過ごした朝、唐山あたりの駅(駅名不祥)に停車中に捕らえた建設形の貨物列車です。

1995年5月6日撮影

1996年、今度は友人と個人旅行で中国を訪れました。目的は大連と長春の路面電車でしたが長春で蒸気機関車を見ることが出来ました。これは長春の機留線で待機する前進形です。

1996年5月2日撮影

上とは別の前進形が長春の構内を移動して行きました。日没前の時間ですがこのあと日が沈んでからカメラをしまって歩き出した直後に前進形牽引の貨物列車が通過して行くのを空しく見送ったのでした。

1996年5月2日撮影

同じく長春の構内で入れ換え作業中の建設形です。機関車の前後に貨車を連結しての入れ換えは日本では見られない光景です。

1996年5月2日撮影

同じく長春の構内を移動中の建設形です。結局列車を牽引中の蒸気機関車の姿をカメラに収めることは出来ませんでした。

1996年5月2日撮影

中国ではありません。大韓民国でイベント用に新製したミカド形蒸気機関車です。中国長春工場の製品なのでここに掲載しました。観光用ムグンファ号を牽引して京義線水色駅を発車するところです。

1997年7月上旬撮影