岐阜市内線の電車と総入替が決まった福井鉄道の電車たちですが、振り返ってみると最近まで結構な回数で訪問しています。今回はそのうち古い方からの2回分をご覧頂きます。最初の73年は福井駅周辺のみ、2回目の79年は全線を乗りました。古い電車の改造連接車をはじめとした独特の高床式電車が市街地の道路上を走る印象が強烈ですが、福井、武生両市間の郊外区間もローカル色豊かで味わいがあります。
1973年8月29日、1979年8月10日撮影
2005年7月3日製作

今度入る岐阜の電車の先輩格、元名鉄700形と瀬戸電クハを連接車に改造したモハ140+クハ140。クォーツ時計出始めの広告も時代を感じます。福井駅前

昭和48年8月29日撮影

当線のピカイチ急行用の200形連接車が折り返しの発車待ち中です。突き当たりを左へ入ると国鉄福井駅です。福井駅前

昭和48年8月29日撮影

オリジナルのモハ20形と元南海改造車モハ80形が市街地を行き交います。駅前行きの電車はここでスイッチバックとなります。市役所前

昭和48年8月29日撮影

武生から福井に向かう200形の急行電車が駅前へのスイッチバック、市役所前に近づきます。公園口、本町通間

昭和48年8月29日撮影

6年後の再訪でも昭和5年製のモハ20形が健在でした。曲がった先は福井市内路面区間の終点、田原町駅です。

昭和54年8月10日撮影

田原町で折り返し待機中のモハ20形です。上の写真の場所の後ろには京福三国線の踏切があり、この写真左手にその駅があり乗り換えが出来ます。田原町駅

昭和54年8月10日撮影

なかなか味のあるモハ20形にこの日はよく行き会いました。市街地を抜けると快適に飛ばす郊外電車の表情を見せてくれます。三十八社、浅水間

昭和54年8月10日撮影

上と同じ場所を走る200形急行電車。当時はまだ冷房が付いておらず、開けた窓と真夏の日差しを避けるカーテンが印象的です。この場所、平成13年に行ってみると全く変わっていませんでした。三十八社、浅水間

昭和54年8月10日撮影