弘南鉄道黒石線は廃線となる国鉄黒石線を弘南鉄道が引き継いで運営していましたが、長くは持ちませんでした。旧国鉄黒石駅から弘南黒石駅まで線路を延長し利便性を高める努力も実りませんでした。車両は当初国鉄から引き継いだキハ22を弘南鉄道色に塗って使っていましたが、後に旅客列車を廃止した小坂鉄道から譲り受けたキハ2100形に変わりました。3回の訪問はいずれも津軽鉄道撮影の際の立ち寄りです。
1994年8月13日、1996年2月中旬、1996年8月中旬撮影
2010年3月14日製作

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ねぷた祭り練習のお囃子がどこからともなく聞こえて来る長閑な夏の午後です。弘南黒石、前田屋敷間

平成6年8月13日撮影

岩木山は逆光に霞んでしまいました。後方に見える斜めの屋根の小屋が前田屋敷駅の待合室です。弘南黒石、前田屋敷間

平成6年8月13日撮影

東側にある八甲田山は順光の中に雄大な山容を見せてくれました。弘南黒石、前田屋敷間

平成6年8月13日撮影

一転して雪景色ですが田んぼの中を一直線に数キロ走るだけの単調な線形が強調されます。前田屋敷、川部間

平成8年2月中旬撮影

岩木山は雪雲に霞んでいますが、その手前に雪煙を巻き上げて疾走する奥羽本線の特急列車が望めました。前田屋敷、川部間

平成8年2月中旬撮影

黒石駅には小坂鉄道から来たキハ2100形が置いてありました。建築資材を流用したような不格好な雨樋がドア上に付けられています。弘南黒石駅

平成8年2月中旬撮影

車両が変わってからの訪問ですが、この後間もなく廃止されてしまいました。弘南黒石、前田屋敷間

平成8年8月中旬撮影

この日は少し雲が多くて八甲田山の全貌は望めませんでした。弘南黒石、前田屋敷間

平成8年8月中旬撮影

それにしてもこのタイプの気動車(本形式や関東鉄道キハ800など)は姿が良いですね。弘南黒石、前田屋敷間

平成8年8月中旬撮影