実質的幹線でありながら存在感の希薄な篠ノ井線ですが、夏季に80系電車で初めて通過した時はトンネルに入ると開けた窓から吹き込む空気にSLの煤煙の匂いを感じることが出来たことを覚えています。その後2回ほど撮影の機会がありましたが最終期の客車列車を記録することができました。現在は線路の付け替え等があり変化が大きいようです。
1976年12月3日、1984年5月上旬撮影
2004年10月11日製作

EF64牽引の上り普通列車、塩尻から中央西線に乗り入れの中津川行きです。郵便車が健在でした。西条、明科間

昭和51年12月3日撮影

上とは逆向きの下り長野行き普通列車です。EF64はやはりこの初期形が良いですね。西条、明科間

昭和51年12月3日撮影

昔ながらの貨物列車も通ります。SL時代に撮影したかったといつもの詮無い思いが募ります。西条、明科間

昭和51年12月3日撮影

急行「赤倉」上り名古屋行きです。2、3両目の2両のキロが貫禄です。西条、明科間

昭和51年12月3日撮影

珍客もやって来ました。当地区ならではの低屋根クモヤ90です。この角度だと見慣れた同形式とは全く別物に見えます。西条、明科間

昭和51年12月3日撮影

8年後、既に80系無く電車は新型に統一されていましたが、荷物車には旧型のクモニ83形が残っていました。春霞みの姥捨お立ち台で。稲荷山、姥捨間

昭和59年5月上旬撮影

この時客車列車は既にありませんでしたが、日中良い時間に一往復の荷物列車が走っていました。編成前半は良い雰囲気ですが後半の貨車擬きが興醒めです。冠着、聖高原間

昭和59年5月上旬撮影

この時は車だったので聖高原停車中に追い越してもう1枚撮影しました。これが最後に撮影した荷物専用列車となりました。聖高原、坂北間

昭和59年5月上旬撮影