高校卒業後の春休み、茨木市に単身赴任中だった父の住居を拠点に関西を巡りました。その折に須磨の海岸沿いで撮影した山陽本線の列車たちです。新幹線岡山開業後なので181系は既に見られず、訪れた時間帯も寝台列車も来ない中途半端な時間だったお陰で、地味な貨物列車や荷物列車に目が向いたのは今となっては良かったと思います。撮影場所は全て山陽本線須磨、塩屋間で、写真は撮影順に並んでいます。
全て1973年3月11日撮影
2006年10月22日製作

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EF60の試作車で台車に特徴のある2号機が下り貨物列車を牽引して通過しました。姫路第一機関区動力車労組のペイントもあの時代の記録ですね。

EF602

普通電車は103系に混じって旧型車の活躍が続いていました。大部分は73系でしたがこの列車のように戦前形の3扉車も一部に混じっていました。クハ55に続く73系の形態も様々です。
1枚目と対照的にこちらは最も一般的な形態のEF60による下り貨物です。当時の東海道山陽筋はコンテナ列車よりもこのような編成の貨物列車が多く見られたように思います。

EF6062

同じEF60形でもこれは最終増備形でEF65と見間違えそうです。横にある小さな避雷器のお陰でEF65よりは写真写りが良いように思います。

EF6090

これは本物のEF65が牽く下りです。当時既に増備はPF形に移っていましたが東海道山陽筋では未だ見掛ける事がありませんでした。

EF6599

EF58形牽引の上り急行列車です。列車名不詳ですが、「桜島・高千穂」ではないかと推測します。すれ違う貨物列車は上の写真の列車です。着脱式尾灯の緩急車も良いムードです。

EF587

続いてやって来た上り列車は何かの団体専用臨時列車でしょうか。オロネ10形ばかりで編成されているようです。

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まだ貨車構造の荷物車が含まれていない典型的なイメージの荷物列車です。これぞ幹線の象徴と感じます。機関車は偶然にも上の写真と続き番号です。

EF58101