満鉄関係には以前から興味がありました。2002年頃、世界のトラムを記録したビデオシリーズで撫順炭鉱の専用線に旧満鉄の「ジテ」改造の電車が走っているのを知り、居ても立ってもいられなくなり現地を訪問しました。そこにはお目当ての車両をはじめ、中学生の頃読んだ「鉄道模型趣味」誌に出ていた凸形電気機関車も健在で驚きました。翌年、今度は満洲の鉄道を見るツアーに参加して再訪の機会を得ました。この時は機関区を見学できた反面、電車を見る事が出来なかったのが残念でした。

今年1月発売の「鉄道ピクトリアル」誌によると、撫順炭鉱も資源枯渇による減産体制により電車の運転はほぼ終結、貨物列車もめっきり減ってしまったそうです。もう一度訪問したかったのですが、この様子では実現しそうもありません。

2004年8月8日、9日、2005年4月29日撮影
2011年2月20日製作

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到着した日の夕方、とにかく駅を見つけて来た電車で終点まで乗りました。終点近くで写した1枚です。公園駅付近

平成16年8月8日撮影

公園駅で折り返し発車待ちの電車。ホームは工事中でした。電車は通勤用のため、朝と夕方から夜のみの運転となっていました。公園駅

平成16年8月8日撮影

翌日は早朝からホテルに近い南台駅で撮影しました。この辺りには満鉄の社宅があったそうです。いきなり満洲国時代の日本型電機に遭遇して感激しました。南台駅

平成16年8月9日撮影

オリジナルの電車は何種類かありましたが、これは先頭部が流線型になっているもの。塗装も変わっています。南台駅

平成16年8月9日撮影

前日から見掛ける事が無く心配になって来た頃、お目当ての「ジテ」改がやって来ました。ここまで来た甲斐があったというものです。南台駅

平成16年8月9日撮影

折り返して来た列車で反対側も写せました。名鉄モ850と同じ時代、同じメーカーの車両と一目で判ります。南台駅

平成16年8月9日撮影

「ジテ」改は2編成が走っていたようです。後打ちですが先頭部をアップで。運転室脇の耳のような表示板は行き先表示です。列車は左側通行のようでした。南台駅

平成16年8月9日撮影

駅のホームから通過する貨物列車を写しました。戦前日本製の電気機関車は原形を保っているように見えます。子供の頃、八幡製鉄の専用線に同じような機関車が走っていた記憶が蘇りました。南台駅

平成16年8月9日撮影

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